多くの企業では、イントラネットやローカル・エリア・ネットワークを利用し構築しています。
また、必要に応じて、直接電話回線を引きダイヤル・イン・サーバーを設けている場合も
あります。そしてインターネットへの接続にはファイヤーウォールを設け外部からの侵入を防いでいます。
家庭では、光ファイバーやADSLを利用し接続している場合や、ルーター等を利用し家庭内ネットワークを
構築している例も増えてきました。ケーブルTVのインターネット接続サービスを利用している地域も
増えてきました。また、インターネット常時接続サービスを利用される方が増えるにつれ、
セキュリティーへの要求が高まっております。
この章では、Windows XPでのファイアウォール、他のファイアウォール機能を含むセキュリティ・ソフト、
ダイヤルアップ・ルーター等をDesktop On-Callといっしょに使う場合の設定方法を説明します。
Windows XPには「インターネット接続ファイアウォール」が標準装備されています。
Windows XPでインターネット接続ファイアウォールといっしょにDesktop On-Call V5を使用する場合の設定方法を説明します。
1. 「スタート」-「すべてのプログラム」-「アクセサリ」-「通信」-「ネットワーク接続」を選択します。
ファイアーウォールと書かれていなければ「インターネット接続ファイアウォール」は設定されていません。
2. 接続アイコン上でマウス右クリックします。「プロパティ」を選択します。
3. 「詳細設定」タブを選択します。
4. 詳細設定は下の「設定(G)」ボタンを押します。
5. Webサーバー(HTTP)にチェックマークをつけてください。
6. 「OK」を選択してください。
DesktopOnCallでは、Default設定でInstallした場合以下のポートを使用するため、それそれ追加する必要があります。
Port : 80 Protocol: TCP Name: httpd
Port: 25345 Protocol: TCP Name: logon
Port: 25346 Protocol: TCP Name: slaved
Port: 25347 Protocol: TCP Name: ftpd
Port: 25348 Protocol: TCP Name: automap
Port: 25349 Protocol: TCP Name: automap
Port: 25350 Protocol: UDP Name: automap
Port: 25351 Protocol: TCP Name: chat
7. 「追加(D)」を選択してください。
サービスの説明に「Dtoc logon」と入力し、アドレスを次のフィールドに入力し、外部ポート、内部ポートに「25345」と入力し「OK」を選択してください。
8. 再び「追加(D)」を選択して、以下のアイテムをすべて登録してください。
サービス説明:DtOC slaved 外部ポート:25346 内部ポート:25346 TCP
サービス説明:DtOC ftpd 外部ポート:25347 内部ポート:25347 TCP
サービス説明:DtOC automap1外部ポート:25348 内部ポート:25348 TCP
サービス説明:DtOC automap2外部ポート:25349 内部ポート:25349 TCP
サービス説明:DtOC automap3外部ポート:25350 内部ポート:25350 UDP
サービス説明:DtOC chat 外部ポート:25351 内部ポート:25351 TCP
9. 全て登録すると以下のようになります。
10. 「OK」を選択してください。
「インターネット接続ファイアウォール」が設定された状態になりました。
ファイアウォール機能を持った セキュリティーソフトウェアとDesktop On-Call Version 6.0をいっしょに使う場合の設定方法を説明します。
ウィルスキラーなどのセキュリティーソフトの多くは、ファイアウォール機能を持っています。更に細かくアプリケーションごとにアクセス制御を行えるようになっており便利です。
以下の手順で設定すれば、Desktop On-Callと共存して使用できます。
「ファイアウォールの設定」で「セキュリティを有効にする」を設定しておきます。
Desktop On-Callを使用すると以下の警告のパネルが表示されます。
「このシステムがこのコンピューターにアクセスするのを許可します」を選択し、「このアプリケーションに常にこの処理を使う(A)」にチェックマークを付け、「OK」を選択します。
この様な処理を以下の全てのDesktop On-Callサブ・アプリケーションに対して行う必要があります。
これらの全てのDesktop On-Callサブ・アプリケーションに対して許可を設定すするとインターネットアクセス制御リストに以下のように表示されます。