第6回 AI麻雀 Version 11 for Windows
「使ってみようよ。」は、実際にソフトを使っていただき、使用感など体験者の生の声をお届けするコーナーです。
本格派麻雀ソフトの実力は?
イーフロンティア製品体験記「使ってみようよ。」第6回をお送りします。今回はシリーズ発売当初より「敵なし」と言われる強さを誇る四人打ち麻雀ソフト「AI麻雀 Version 11 for Windows」を麻雀好きな方に体験していただきました。
AI麻雀は一切のイカサマを排除したリアルさ、そして対戦相手となる「AI雀士」の多彩さが大きな特徴です。本格派と名高いその実力は果たしていかに?
「最強」に挑戦……勝敗は?
自他ともに認める麻雀好きの私。週に一度は雀荘に行って、仲間と対局するのが楽しみです。
パソコンの麻雀ソフトは、今まで二人打ちのものをちょっとやったことがあるくらいで、大して興味を持っていませんでした。しかし、「AI麻雀 Version 11 for Windows」はちゃんとした四人打ち麻雀で、他のソフトが比較にならないほどの強さを誇る本格派だとか……そう言われては、どれほど強いか確かめてみたくなります。勝負師のサガって奴でしょうか、ワクワクしながら使ってみました。
フリー対局の面子選びで目についたのは、いくつもモードがあること。「接待」って……そんなところまでリアルにしなくてもいいのに、と吹き出してしまいました。こういうの、麻雀初心者の人にはいいのかも知れないなぁ。
私としては「どれだけ強いか」に興味があるので、迷うことなく「最強」を選択。さぁ、お手並みを拝見……最初のうちは、しょせんコンピューターに勝負の駆け引きなんてわかりゃしないのさー、などと遊び半分で対局を進めていたんですが、いやはや、なかなかどうして侮れない。それぞれの相手の攻め方、守り方に個性があって、人間を相手にしているときのような息づかいを感じました。
認識が完全に変わったのは、うかつに捨てた危険牌で上がられてしまったときですね。普段、仲間と打ってるときなら絶対に振らなかったはず……「遊び半分」などという気持ちはいっぺんに吹き飛びました。オーラス開始時点で、私は二位……振り込みがなければ一位だったんですが、この局に勝てれば返り咲けます。しかし、そんなときに限って手作りが進まないもので、結局、最後の最後にまくられてしまって、三位に終わりました。油断がなければ、こんな結果にはならなかったはず。このまま引き下がるわけにはいきません。絶対に勝ってやる! と勢い込んだ次の半荘では、波乱含みの展開ながらも勝利を得られました。
画面の前で「よっしゃ!」と叫んで、そのときになってずいぶん時間が過ぎていることに気づきました。いやー、いつのまにか人間相手と同じくらいアツくなっていたようです。コンピューター相手でここまで夢中になるとは思いませんでした。
また、こういった対局のおもしろさだけでなく、勝負を振り返って対局の流れを確認できたり、ある局面から手筋を変えて対局を続けられる研究モードがあるのもいいですね。麻雀を打ってるとやっぱり「あのときこう打てば良かったかもなー」と思うので、それを実際に確認できるのはうれしい。こういうところは、コンピューターならではのいいところだと思います。
「闘牌」を終えてひとこと
麻雀ソフトの印象が劇的に変わりましたね。きちんと捨て牌を読んでいるようで、こちらの手を変えると対応も変わるし、しっかりした作りにとても驚きました。「本格派」の看板に偽りなし、でしょうか。
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